水戸市梅香3丁目から方面への坂の途中にある。気付かないで通り過ぎてしまいそうなほど、通りからは奥に入って小さく建っています。
「水戸の城下町MAP 幕末版」によるとこの坂を「虚空蔵坂」といいます。
この神社にちなんだ地名であるとすれば、150年前には既にここにあったのでしょう。
虚空神社というのも不思議な名前です。
虚空蔵とは虚空蔵菩薩のことでしょう。このあたりでは東海村の村松山虚空蔵堂日高寺が「村松の虚空蔵さん」として有名です。虚空蔵菩薩を本尊とすれば仏教寺院であって神社ではないと思うのですが、しかも虚空蔵神社ではなくて虚空神社。
複雑な歴史の事情があるのでしょう。